月曜日から5日間に及ぶ東京での講習会が無事終了しました。
今回、補聴器についてきちんと基本から学びたいと思い、財団法人テクノエイド協会が主催する、補聴器技能者基礎講習会に参加してきました。
よく、メガネ店で補聴器を販売していますが、補聴器とメガネはまったくの別物。視覚と聴覚ですね。
そこで、基礎から学ぶ必要があると思い、研修に参加したという訳です。
分厚いテキストと追加のパワーポイントの資料など盛りだくさん。
内容に関しては、耳に構造はもちろん、法規や聴力測定の意味とその方法、補聴器の持っている力やその特性、難聴者の心理・音声学などなどです。
ただ、メガネの場合と共通のことも、それは、「お客様の立場になって、何が最善なのかを考えること」
売るための考えではなく、どうしたら使いやすくなるか?何が最善か?そのために私たちはどうすればいいか?を幾度となく聞きました。
お客様が来店された際に、どのようなことでお困りで、それを道具を使うことによりどの程度まで改善できるか。その手助けをしたいと思っています。
メガネも補聴器も万全ではありません。
特に、補聴器に関しては装着すれば健聴者と同じ「聞こえ」なると私たちは考えがちです。
しかし、道具はあくまで道具で、「補」聴器という意味をお使いになる方はもちろん、家族や一般の方々にお伝えしていかなければいけないと思います。
年に一回の講習会というだけあって、人数もすごい数。今回は全国から292名の参加があったそうで、皆さん休まず。遅刻せず参加されていたようです。
そして、修了者カードを取得。
ただし、ここで終わりではありません。
この後、3年の実地訓練と指定の講習を受けた後、「補聴器技能者講習」が
そして、その試験に合格した後、さらに2年の実地と指定講習会を経て、試験に合格すると、「認定補聴器技能者」という、現在の最高位までいく事ができます。
そして、その後、五年ごとに更新が・・・
メガネと同様、補聴器も生涯勉強です。
これからも太陽めがねをよろしくお願いいたします。