子供の頃思っていた夢みたいな道具ってありますよね?
ドラえもんの道具はその代表格ですが、メガネ屋さんとして思ったり、お客様が冗談半分に言われるものの1つに「度数を自分で調整できるメガネ」っていうのがあります。
それが、今回なんと実現した!との記事がありました。
記事元はなんとワシントンポスト
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/01/08/AR2009010803492.html
以下日本語の引用
写真に写っているのはJoshua Silver氏だ。かけているメガネが、子供に近づいて欲しくない人物のように見えさせているかもしれないが、実はこのメガネは、発展途上国を変える可能性のある安価な優れモノなのだ。
Silver氏が考案したのは調節可能なメガネだ。レンズは、シリコーン・オイルを満たした柔軟性のある膜[プラスチック製]でできている。注入器(写真に写っている)を使ってオイルの量を調節でき、それによってレンズの屈折率が変わる。注入器は取り外し可能だ。
これは大発明だ。なぜなら、1つの同じ製品を大量生産してから、特殊な器具を使わずに現地で調節できることを意味するからだ。
現在の価格も19ドルとかなり安いが、もっと量産できるようになれば、その何分の1かにまで下がると予想される。
Silver氏はすでに3万個のメガネを配布した。そのうちの2万個は米国防総省が購入し、アフリカや東欧に寄付されている。
引用ここまで
いや~これって本当に簡単そうですがすごいことだと思いません!もちろん、正確な度数や乱視など細かいことは出来ないと思いますが、価格が魅力的です。
本文にも書かれていますが、実は発展途上国ではメガネは非常に高いものなんです。
1ヶ月の月収やそれ以上のことが多く、「物をはっきり見る」という生活には欠かせない機能が十分に生かさない。その為に読み書きなどの教育に支障がでる。それにより生活水準が向上しない。
という悪循環が起こってしまいます。
これを脱却するすばらしいアイディアと道具だと思います。