公開日:2021/12/19

ちょっと珍しい。フラットレンズのご紹介。

今日はちょっと珍しい。フラットレンズのご紹介です。

フラットレンズの前に、普通のレンズのご紹介。

普通(一般的)なメガネレンズは「球面」・「非球面」・「両面非球面」などがあります。
この文字にもあるように球面・非球面という事は基本的には球面という事。

それはなぜか?

ざっくりとした話になりますが、レンズの度数はレンズの表面と裏面のカーブ(曲がり具合)の差で生まれます。
(この辺は自分で図が出来なかったのでネットなどで探してくださいm(__)m)
そして、カーブをしているという事は真ん中は良くてもレンズの端に行けば行くほどゆがんで見える事になります。
(下敷きを曲げて見るとサイドはゆがんで見えますよね。度数は入っていないのに)

それを解消する方法がその昔研究され、チェルニングの楕円という収差を除くレンズカーブというものが出来上がりました。

ただし、これは美観というものは考えてなく、見え方の理想の物でした。つまり光学的には良いんだけど、実際には掛けれないよね。って感じです。

そこでメーカー各社研究をし、球面を、さらに外観と見え方も両立させようと非球面・両面非球面と進化してきました。ただし、どんなに非球面でもカーブは付いています。

 

で、本日のフラットレンズ。

上で書いたように本来はカーブしてるのが眼鏡レンズとしては正しいです。では、なぜフラットレンズ?
これは完全に見た目のかっこ良さです。名前の通り、レンズが表面も裏面もまっすぐ(平ら)なんです。

相手側から見るとキラッっとレンズが反射します。窓ガラスと同じです。見た目は良いですよね。
なので、度無しの方にお勧めします。度付きの方にはそれなりの違和感をご了承いただく事になります。

正面から見るとこんな感じ。普通のレンズですよね?今回も度無しの方のご注文です。

先に、普通の球面レンズ(度無し)。
写真上部が表面。写真下側が裏面です。度無しですが、カーブしているのがわかると思います。

そして、これがフラットレンズ。
見ての通り、表も裏もフラット!まっ平です。

実際、このフラットレンズを入れるにはフレームとの相性もあります。
普通メガネフレームもレンズに合わせてカーブしています。皆さんお持ちのメガネ・サングラスを顔に掛けるようにテーブルに置いて上から見ると左右のレンズ部分はカーブしているのがわかると思います。

なので、どんなメガネにもフラットレンズが入るかというとそういう訳ではありません。
詳しくはお問い合わせいたただければと思います。

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