太陽めがねのメガネ豆知識1「すっぽん」を漢字で書くとどんな字?

先日の太陽めがね感謝祭ではさまざまなイベントに加え、「めがねに関する豆知識」をご紹介するコーナーも設けました。

今日はこの豆知識からちょっとご紹介したいと思います。

第一回目は「べっ甲」についてです。
べっ甲と言えば、タイマイという亀の甲羅を用いた細工品で、独特な「あめ色」は「かんざし」などでも目にされることがあると思います。
メガネでも18金やダイヤ付など貴金属のついたメガネと並び、高級品で昔から珍重されています。

べっ甲は「鼈甲」と書きますが、この「鼈」とい漢字なんと呼ぶかわかりますか?
実は、「鼈」は「すっぽん」と読むんです。

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「鼈甲」は玳瑁(タイマイ)というウミガメの甲羅を加工して作られています。その鼈甲細工は飛鳥時代に小野妹子が隋から持ち帰り日本に伝わったといわれています。江戸時代になると職人の技術が向上し、メガネのフレーム・櫛・かんざし・帯留め・ブローチなど様々なものに加工され多くの人々に普及しました。

 しかし、今と同じように当時も高級品で、幕府は「玳瑁を使った装身具は贅沢である!」として売買を禁じたのでした。それを受け困った商人達は「これは玳瑁ではなく、安物の鼈(すっぽん)の甲羅で作った鼈甲です!」とウソを言って幕府の追及から逃れたのでした。
 そのウソは多くの人々に浸透し、本来は「玳瑁細工」でなくてはならない物が、「鼈甲細工」と呼ばれるようになり、長い時間を経た現在でもそのまま伝わっているのでした。

本当に幕府がだまされたのか?それとも商人や町の人のためにだまされたフリをしていたのかはわかりませんが、面白い歴史だと思いませんか?

太陽めがねには鼈甲のメガネも豊富に取り揃えております。
実際のべっ甲のメガネはなんとも言えないキレイな物ですよ。
ご来店お待ちしております。

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