今日、所属している中小企業家同友会のグループ会がありました。本日が見学なのですが、その見学先がちょっと変っているというか、めずらしい場所でしたので日中の仕事の時間を割いて行ってきました。
その前に参加者の皆さんと昼食です。金沢市もりの里になる「まほら」さんでランチです。
住宅街の中にあるお店で、住宅と併用でしょうか?非常に雰囲気の良いお店です。料理もとても美味しいく、また1品1品説明をされながら料理を出して頂きます。
お昼からちょっとリッチな気分でお腹も満足し、いざ目的地へ!
今日の目的地は「金沢刑務所」です。
クルマで行ったのですが、まず最初に守衛さんに訪問を伝えて、言われた一言が「クルマでそこの駐車場に止めて、看守さんが来るまで車の中で待機していて下さい」とのこと。
参加者みんなにちょっと緊張感が走ります。
そして、看守さんがいらっしゃり、ご案内なのですが、ここでも諸注意が、「2列での歩行」。
ということで、まだ、塀の外なんですが、事務棟?まで2列で行進です。
まずは、会議室で刑務所の役割や金沢刑務所の歴史・概要などについて1時間ほどのレクチャーです。
江戸時代から金沢にはいわゆる牢屋があり、その後監獄。刑務所と歴史があることや、受刑者の1日の生活リズム、更生手順などについて聞きました。
金沢刑務所は職員が約170名、収容は約750名と結構な規模にビックリ!また、再犯の方が多いということでした。
そして、いよいよ内部の見学です。
でも、この場所でカメラや携帯、そしてタバコなどは置いて行く事になります。(持ち込み禁止)
そして、内部へ。全員で2列に並んで看守さん数人の見守りと共に、防犯の為のブザーが鳴り響く中塀を超えます。
まずは作業をする工場から見学なのですが、居住区や管理棟・工場を繋ぐ長い廊下を歩きます。廊下と行っても一昔前の工場の連結廊下と同じで風が向いて寒い事、寒い事・・
ピリットした空気の中進んで行きます。
そして、最初の工場へ。中では受刑者さんたちが木工作業をしていました。もちろん、工場内では私たちも私語禁止。立ち止まって作業内容を聞くわけでもなく、作業場を通り抜けです。
あっというまに1つめの工場が終わり、2つめの工場へ。高い塀の内側を歩いて移動です。
2つめの工場は新しい2階建てでこちらでも企業から受託した作業を行っていました。
その後、お風呂や講堂などを見学。新聞は講堂にあり、一般紙を普通に見る事が出来るそうです。(記事を抜いたりはしていないそうです)
途中ちょっと遠くに受刑者の列を発見。係の方がしばらくお待ち下さいということで、ちょっと遠めからですが、受刑者の行進を見ました。やっぱりちょっとビビリます。
そして、一連の見学を終え、会議室へ。
最後に質疑応答を行いました。質疑は作業に関する事が多くなり、刑務所としてもこの経済環境から作業が減ってきているなどのお話でした。
ということで、帰りに金沢刑務所で製作している物を購入!
「金沢監獄」のメモ帳と子供用に落書き帳を買ってきました。購入が少しでも足しになれば良いですからね。
この商品はわかりませんが、他の商品などはネットでも購入できるそうです。
こちらのHPをご覧下さい。
財団法人 矯正協会 刑務作業協力事業部 http://www.e-capic.com/
私のイメージではかなりあれでしたが、変な話、受刑者かなり待遇が良い環境だな~と思いました。(自由は無いですがね)
良い経験をさせていただきました。